日本生活環境支援協会のブログへようこそ!
ここでは日本生活環境支援協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
料理をするときに使う「酒」。
あなたは日本酒を使いますか?
それとも料理酒?
どちらが正解なのでしょう?
【日本酒と料理酒の違い】
1.食塩が入っているかいないか
日本酒には塩が入っていませんが、料理酒には塩や甘味料が入っています。
これは塩を入れることで「飲めない酒」にするためです。
(実際に飲めなくはありませんが、海水に近い濃度の塩分が入っているので身体にはよくありません)
これを「不可飲処置」といいます。
こうすることで料理酒は「酒類」ではなく、「食品」扱いとなり酒税がかかりません。
また「食品」なので酒類販売許可を持たない店でも販売できます。
塩が入っていない料理酒「料理用清酒」というものもありますが、こちらは酒類となり税金がかかります。
2.値段が違う
日本酒には税金がかかり、料理酒にはかからないわけですから当然値段が違ってきます。
その酒税は1リットルあたり120円。
これは家計には大きな差ですよね。
【料理に使う時はどっちがいいのか?】
日本酒には食材の臭みが取れる、うま味やコクが出る、食材をやわらかくする、味をしみ込みやすくするといったメリットがあります。
一方料理酒には塩分や甘味料が加えられているので、味を調整する必要があります。
ただレシピに「料理酒」と書かれている場合は、日本酒を入れると味が変わる場合があるかも知れません。
自分で味の調整ができない初心者の方には、料理酒がいいでしょう。
日本酒を使う場合、先にお話ししたとおり料理酒より値段が高くなります。
あまり高価な日本酒を使う必要はありません。
むしろ吟醸酒などは料理に不向きです。
おすすめは廉価な純米酒。
そしてお酒を使う時は他の調味料よりも先に入れます。
またアルコール分はしっかりと飛ばしましょう。
飛ばすには沸騰させればいいのです。
ちょっと贅沢と思われるかもしれませんが、日本酒を入れると仕上がりが全然違いますよ!