「シェードガーデン」は、日陰や半日陰を活用した庭のこと。半日陰とは一般的に午前中3~4時間程度のみ日が当たる場所、もしくは日中に木漏れ日程度の日が当たる明るさの場所とされています。
ここでは半日陰の庭におすすめの植物をご紹介します。
1.フウチソウ(風知草)
フウチソウは丈夫で育ちやすい植物です。10~70cm程に伸びた葉をたくさんつけています。
葉は根元の付け根部分でねじ曲がており、裏表が逆になっています。草のような見た目ですが、夏~秋になると薄紫色の花を咲かせます。
風になびく鮮やかな緑の葉が涼しげで、盆栽や鉢植えにも人気がある植物なんです。
冬になると枯れますが根だけが越冬し、春になると芽が出てきます。
2.アルケミラ・モリス
丸みを帯びたかわいらしい形の葉に、星のような形の黄緑色の小花をたくさん咲かせます。
その葉の形は聖母マリアのマントに似ているとされ、「レディースマントル」という別名をもっています。イングリッシュガーデンには欠かせない植物です。
半日陰を好むものの高温多湿には弱く、育て方には注意が必要ですが、ドライフラワーやハーブティーにも利用できる植物です。
3.ティアレラ
ティアレラは春から夏にかけて、ピンク色の穂のような形の花を咲かせます。鉢植えもできますが、直接地面に植えるほうが向いている植物です。
葉には深い切れ込みが入っており、葉脈に合わせて濃い赤色のスジが入っています。
日本の高温多湿の環境でもちゃんと育ってくれます。
和洋どちらにもアレンジできる植物で、好みの雰囲気にできます。
半日陰や日陰に置いている植物を、いきなり日が当たる場所に移すのはやめましょう。たまには日に当ててあげたいと思うかもしれませんが、植物は急な変化に対応できない可能性か高く、最悪の場合枯れてしまうこともあります。
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