ニッターとは編み立て業者のことを指します。発注者の意図をくみ、編み図や指定のサイズどおりに作品を編むのが仕事です。
趣味としている編み物を、仕事につなげたい人に向いている仕事です。
ここではニッターの仕事内容についてご紹介します。
1.量産のための内職ニッター
量産するためのニッターの場合は、正確さに加えてスピードも求められます。
単価が低いことも少なくないため、まとまった収入を得るには、スピードを意識する必要があります。
2.テストニッター
ニッターの仕事の中には、編み図をテストするテストニッターもあります。
作業の目的は、すでに作られた編み図が正しいかどうかを確かめることです。そのため編み図を見ながら作業を進め、パターンの誤りやわかりにくい個所を指摘することが求められます。
チェック漏れがあると、後で大きな問題になりかねないので慎重さも必要です。
依頼元や納品先は、ブランドやニットショップ、雑誌などです。
3.編み物のテストニッター
販売前の編み糸を実際に編んでみることを仕事とするニッターもいます。依頼元や納品先となるのは、主に編み糸のメーカーです。
販売前の編み糸に触れられるので、いち早く新製品の糸が試せるのがうれしい面でしょう。
4.自分で作品を考えて編み上げるニッター
ニッターの中には、ラフなデザイン画から目数や段数を決め、編み図を作成しながら編み上げるという仕事をする人もいます。
これはニッターの中でも非常に難易度が高い仕事。本に製作者として名前が載ることもあるほどです。その分責任の重い仕事であるともいえます。
この場合の依頼元や納品先は、ブランドやニットデザイナーです。
【ニッターの仕事を受ける際の注意点】
・納期を必ず守る
仕事なので当然のことですが、ニッターの仕事は短期の場合もあるので、確実に作品を仕上げられるかどうかの判断が必要です。
・正確に編む
次回の依頼を得るためにも正確に編むことは重要です。
・依頼者とのコミュニケーション
正確に編むためには依頼者の意図をしっかり組むことが求められるため、積極的に意思疎通できるようにします。
《編み物マイスター資格の口コミ》
編み物マイスターは、編み物に関する知識を持っていることが証明される資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・編み物には多少自信がありましたが、知らない道具などのこともわかり、資格を取ってよかったと思っています。
・独学で編み物をしていましたが、資格を取得するまでにいろいろなバリエーションの編み方ができるようになりました。
・趣味の編み物を、少しでもビジネスに変えられないかいう思いから資格を取得しました。今後はニッターかニットデザイナーを目指したいと思います。