猫はいつもと違った生活環境に置かれるなどすると、ストレスを感じることがあります。そのまま対処せず放っておくと、最悪の場合病気になってしまうことも…
ここでは猫がストレスを感じた時にあらわすサインや行動と、その対処法についてご紹介します。
1.猫がストレスを感じている時の行動やサイン
・顔の変化
猫はストレスを感じると顔つきが変化することがあります。
耳を伏せる、瞳孔が大きく開くなどがその例です。また呼吸が早くなったり「ハァ、ハァ」と呼吸することもあります。
・行動の変化
ストレスによって行動に変化がみられることもあります。
その場で固まってしまう、どこかに隠れて出てこなくなる、爪とぎの回数が増えるなどに気づいたら、ストレスを疑ってください。中には毛づくろいを一切しなくなる猫もいます。
・食欲や排せつの変化
食欲が落ちたり、食べ物でないものを食べたりと、食事にも変化があらわれることがあります。
またトイレの回数が減る、下痢や便秘になる、トイレ以外の場所で粗相するといった、排せつの面にも注意してあげてください。
・ストレスが関連している可能性のある症状
猫はストレスによって病気の症状が出ることもあります。
泌尿器系では頻尿や膀胱炎、消化器系では嘔吐や下痢の症状が、そして心因性脱毛症や免疫力の低下が関係することもあるので、注意が必要です。
病気が疑われる場合は、早めに動物病院で受診させましょう。
2.猫にストレスを与えないためにできること
・生活環境を見直す
まずはトイレを清潔にするところから始めましょう。猫はきれい好きなので、トイレが汚いと大きなストレスの原因につながります。
また逃げ場所の確保としてキャットタワーや棚で高い場所を作り、休息場所は落ち着けるように適度に狭くします。
・良好な関係を築く
家族が大きな声で喧嘩するのもストレスになります。同居家族や動物たちと仲良く暮らすことで、猫のストレスの原因を減らせます。
《犬猫ストレスケアアドバイザー資格の口コミ》
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ここでこの資格を持つ人たちの口コミをご紹介しましょう。
・愛犬が何にストレスを感じているのかわからず叱ってばかりいたが、正しい対処ができるようになり取得してよかったと思います。
・ペットのストレスについてお客様にアドバイスできるようになって、仕事のスキルアップにもなりました。
・猫に問題行動が多かったのですが、現在は正しいコミュニケーションの取り方もわかり、問題行動は収まってきています。