DIYでは好みの家具を作るだけでなく、部屋全体をリフォームすることも可能です。ただし誤った知識で家の基礎などに損害を与えないように、十分注意しなければなりません。
1.DIYリフォームのメリットとデメリット
・DIYリフォームのメリット
費用が材料費だけで済むので、より品質の良い材料を選べます。また契約上の制限がないため、イメージや施工法について自由に決められるのもメリットです。
・DIYリフォームのデメリット
デメリットはリスクが大きいことです。「作業を進める中で、柱の傾きに気が付いた」など、素人がヘタに手を出すと家全体に損害を与えることもあり得ます。途中から業者に依頼すると余計な手間や費用がかかることになるでしょう。
また作業が順調に進んだとしても、「サイズが合わない」などイメージどおりに仕上がるとは限りません。
2.DIYリフォームを成功させるポイント
・DIYキットを活用
DIYリフォームでは専門的な工具をそろえる必要があります。ただ初心者はどれを選んでいいか迷いますが、最近よく販売されている初心者向けのDIYキットを購入すればひととおりそろえられます。
・事前にイメージを具体化させる
DIYリフォームを成功させるためには、あらかじめイメージをしっかり具体化させておくことが大切です。色や大きさ、質感など、できる限り細かく決めておくようにしましょう。そしてそのイメージを図や絵にしておくのもおすすめです。
漠然としたイメージのままDIYを始めてしまうと、途中で行き詰まったり、想像とは違うものが出来上がってしまうということになりかねません。
・採寸は細かく丁寧にする
使う材料をそろえる前に、部屋の隅々まで細かく採寸しましょう。
家は築年数に限らず、必ず歪みがあります。その原因は、住む人の生活の仕方や環境による影響などさまざま。そのため同じ部屋の中でも測る場所によって、床から天井まで高さが異なる場合があります。
全てを入念に採寸することで、DIYの失敗を最小限に抑えられます。
・構造をしっかり調べる
事前に家の構造をしっかりと調べておくことも重要です。特に壁と天井の見切りとなる「回り縁」や、壁の下に取りつけられている横板の「幅木」は見落としやすいポイントなので十分に把握しておきましょう。
《DIY工作アドバイザー資格の口コミ》
DIY工作アドザイザーは、DIYの基礎知識を持ち、家具などの製作を人にアドバイスできると認定される人に与えられる資格です。
ここでこの資格を取得した人たちの口コミをご紹介しましょう。
・無縁だと思っていた電動ドライバーも使いこなせるようになったので、DIYがいい趣味になりました。
・自分で作る棚や家具には愛着がわき、修理もできるので簡単には捨てなくなりました。エコで節約にもなります。
・ちょっとした修理なら自分でできるようになって便利になりました。