最近は動物の研究やペット関係の技術の進化により、ペットの高齢化問題が取り上げられるようになりました。このような流れから動物の介護を専門に扱う仕事である、動物(犬猫)介護士が注目を集めています。
ここでは動物介護士についてご紹介しましょう。
1.動物介護士(犬猫介護士)とは?
動物介護士とは、高齢の犬や猫などのペットは快適に過ごせるように健康管理を行う仕事です。
食事やトリミングの世話はもちろん、ペットがケガをしたり病気にかかった時に、応急処置や病後のケアなども行います。
高齢のペットを管理するための専門的な知識や技術が求められる仕事です。
①動物介護士の具体的な仕事内容
・ペットの年齢や症状に合わせた食事に準備
・排せつ補助や高齢のペットに合わせたトイレの設置
・病気やけがの応急処置
・グルーミングのサポート
②動物介護士に必要な知識
・ペットの種に合わせた飼育管理
・高齢のペットの心理やそれを表すしぐさ
・高齢のペットがかかりやすい病気の知識とそれに対応するための技術
・動物福祉に関する知識
2.動物介護士資格の難易度
動物介護士は幅広い範囲の知識や技術を要求されます。この知識や技術を効率的に習得する方法として、動物介護に関する資格試験に挑戦するという方法があります。
動物介護に関する資格は、獣医や動物看護士などの国家資格の他、民間資格もあります。民間資格の場合、資格ごとに難易度が違いますが、大体70%程度の得点率を確保できれば合格できるものが多いです。
ただし民間資格の中には指定の学校やカルチャースクールなどで資格の講座を受講することを条件とする場合もあるので、注意が必要です。
3.動物介護士資格を取得する方法
動物介護士の資格取得は「獣医学部などに進学後、国家資格を取得する」「動物介護に関する民間資格を取得する」という方法があります。
国家資格は国に認められるレベルの知識が身につきますが、当然のことながら難易度は非常に高くなります。一方民間資格、中でも通信講座で取得できる資格なら、仕事や家事の合間に勉強でき、難易度も低くなります。
【通信講座で動物介護士の資格を取得できる資格は?】
・犬猫介護アドバイザー資格
・ペット介護インストラクター資格
《犬猫介護アドバイザー資格の口コミ》
犬猫介護アドザイザーは、小型犬から大型犬の介護、猫の介護についての知識を持っている人に与えられる資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・大型犬なので介護になったときの不安があり、取得しました。同じ不安を持つ人たちに向けて自宅で教室を開ければと思っています。
・これまで長年飼ってきた愛犬の環境を、最期まで過ごしやすくしてあげたいと思い取りました。
・自分のペットもそうですが、周囲の人たちも高齢犬や高齢の猫を飼っています。みんな自分で最期まで世話をしてあげたいと思っているので、介護が必要になった時の適切な方法を身につけて教えてあげています。