日本生活環境支援協会のブログへようこそ!
ここでは日本生活環境支援協会の「住まいアドバイザー」にちなんだトリビアをご紹介しましょう。
昨年8月に起きた住宅が全焼した火事の原因が、乾電池だったということがわかりました。
乾電池でわが家は燃えた 被災男性「今も信じられない」|【西日本新聞me】
この記事にも書かれていますが、乾電池が原因の火事はこの一軒だけではなく全国的に起きているということです。
2018年にはホームセンターが全焼した例もあるんです。
乾電池はどの家にもあり、日常生活に欠かせないものですよね。
火事には至らなくても、発熱や発火になった例もあるといいます。
《例1》
”クリップといっしょに単4アルカリ電池をポケットに入れて外出したところ、ポケットの中が熱くなった”
《例2》
”リモコンに電池を入れた時にバネで絶縁フィルムを傷つけ、3日後に発熱してプラスチック部分が溶けた。知らずに触った子供がヤケドした”
(「東京くらしWEB」より)
火事にならないまでも、このような事故にならないようにするためにはどうすればいいんでしょう?
ポイントは3つです。
1.電池を傷つけない
・電池交換の際にマイナス極側のバネで絶縁リングを傷つけないようにする
・外装フィルムが傷ついている乾電池は買わない、使わない
2.電池は使う直前まで包装を取らない
・複数の複数の乾電池や金属をいっしょにしておくと、プラス極とマイナス極がつながってショートすることがある
・ひとつの袋に入れるなどしないで、保管ケースに入れるか包装を解かずに保管する
3.異なる仕様の電池はいっしょに使わない
・アルカリ乾電池とマンガン乾電池のような種類や銘柄の違う乾電池同士、古い電池と新しい電池を混ぜて使うと危険
・電池交換するときは全て同じ種類、銘柄にそろえて新しい電池を入れる
【捨てる時も注意】
・使用済の乾電池を不燃物に出すときも、火事にならないように「電極をふさぐように」テープ(セロテープやガムテープでもOK)をはります。
・リチウムイオン電池は全面が電極なので、全体をテープで完全に覆うようにはります。(ホームセンターの火事はこれが原因でした)
くれぐれも注意したいものですね。