日本生活環境支援協会

誰にでも日常生活の中にひとつぐらいは好きなことがあるはず。そんな見過しそうな”好きなこと”を極めたスペシャリストであることを認定するのが日本生活環境支援協会です。

江戸時代の日常生活”女性の仕事”②~日本生活環境支援協会トリビア

日本生活環境支援協会のブログへようこそ!

ここでは日本生活環境支援協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。

 

江戸時代について前回は当時の仕事について説明しました。

 

でもあれはあくまで男性の仕事。

 

女性はどんな仕事をしていたんでしょうか?

 

3.技術職

○御物師(おものし)

現代のように既製服を売っていなかった江戸時代。

 

女性は着物を作る、ほころびを直すことに加え、季節ごとの仕立て直し(今の衣替えのようなもの)をするため、裁縫ができないとはずかしいといわれていました。

 

特に裁縫が上手な人は、仕事を得るうえでとても有利。

 

公家や武家屋敷などで住み込みで働いていたそうです。

 

○女髪結い

男髪結いに対して、女髪結いもいました。

 

一般的には自分で結うのが一人前の女性であり、たしなみでした。

 

ですからお得意さんはもっぱら遊女や芸者だったようです。

 

後に一般女性の間でも「あのヘアスタイルにしたい!」ということで、大流行りになりました。

 

ただぜいたくを禁じていた江戸幕府に、女髪結いは再三にわたって禁止令を出されていて、ついには1853年に「風紀を乱す」ということで検挙され、姿を消すことと名たのです。

 

4.教師

○手習い(てならい)

時代劇によく出てくる寺子屋のことです。

 

当時の寺子屋の先生は師匠と呼ばれ、ここでは女性は女の子が生徒でした。

 

女の子に教えることは習字、行儀作法、踊りなどです。

 

○三味線

こちらは子供ではなく、男性に教えることが主だったようです。

 

その目的は女性の師匠でした。

 

女の子の習い事としても流行ったようです。

 

5.養蚕業(ようさんぎょう)

江戸時代の一番の輸出品は絹織物の原料である生糸でした。

 

蚕を飼い、繭を収穫して絹織物を作るところまでの仕事は、主に女性たちが行っていまたのです。

 

その後ペリーが来航して化学繊維が現れるまで、養蚕業は非常に盛んでした。

 

日本生活環境支援協会には日常生活に関連した資格がたくさんあります。あなたもトライしてみませんか?