日本生活環境支援協会

誰にでも日常生活の中にひとつぐらいは好きなことがあるはず。そんな見過しそうな”好きなこと”を極めたスペシャリストであることを認定するのが日本生活環境支援協会です。

江戸時代の日常生活”女性の仕事”①~日本生活環境支援協会トリビア

日本生活環境支援協会のブログへようこそ!

ここでは日本生活環境支援協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。

 

江戸時代について前回は当時の仕事について説明しました。

 

でもあれはあくまで男性の仕事。

 

女性はどんな仕事をしていたんでしょうか?

 

共働きが珍しくない現代ですが、一昔前までは「男性は外で働き、女性は家庭を守る」のが当然とされていました。

 

ではそのずっと昔の江戸時代なら専業主婦が普通だったのでは?なんて考えてしまいますが、実は江戸時代も共働きだったんです。

 

女性にもさまざまな職業がありました。

 

1.接客業

○水茶屋(掛茶屋)

お寺の門前などの人通りの多いところに屋台を出し、飲み物などを提供していた水茶屋。

 

1800年代にはひとつの町に5~6軒もあるほど繁盛しました。

 

看板娘を置いていた店もあったそうです。

 

○麦湯店

江戸時代は煎茶は当時まだ高価だったので、庶民の飲み物は麦湯(麦茶)でした。

 

神社やお寺のお詣りに行って縁日を楽しんだ帰りに、この麦湯を飲んで一休みできるお店が麦湯店。

 

夏限定で夜店として出ていた麦湯店には若い女性が働いていて、繁盛していたようです。

 

2.飲食業

○一膳飯屋

一膳飯屋とはいわゆる定食屋さんのことで、現代でも見かけますよね。

 

当時特に特技もなかった女性にとっては、重労働ではあったものの貴重な職場でした。

 

上流階級が通う高級料亭もあったそうです。

 

3.行商

○糊(のり)・針売り

このふたつの行商は主におばあちゃんたちの仕事でした。

 

この頃の糊はでんぷん糊で、着物の洗い張りや商事の張り替えに使っていたものです。

 

既製服もなく、「お裁縫ができないと女性として恥ずかしい」といわれていた江戸時代では、針は必需品。

 

男性が売りに歩くこともあったそうです。

 

○大原女(おおはらめ・おはらめ)

大原女は女性が大原でとれた薪を頭に乗せて売り歩く行商です。

 

大原がある京の都で行われ、鎌倉時代からなんと昭和初期まで約800年の間続いた仕事です。

 

まだまだ続きます…

 

日本生活環境支援協会には日常生活に関連した資格がたくさんあります。ぜひチェックしてみてください。