日本生活環境支援協会

誰にでも日常生活の中にひとつぐらいは好きなことがあるはず。そんな見過しそうな”好きなこと”を極めたスペシャリストであることを認定するのが日本生活環境支援協会です。

原始時代の歯磨きは?~日本生活環境支援協会トリビア

日本生活環境支援協会のブログにようこそ!

ここでは日本生活環境支援協会の美容・健康 に関する資格にちなんだトリビアをご紹介します。

 

毎日の歯みがき、今では歯ブラシや歯磨き剤、電動歯ブラシや歯間ブラシを使う人などさまざまです。

 

でも昔の人たちはどうしていたんでしょう?いつから歯磨きの習慣ができたんでしょうか?当然ですが昔もみんな歯が生えて虫歯や口臭もあったでしょうに…

 

ところが原始時代は虫歯自体が存在しなかったんです。

それは調理方法がほとんどなく、硬いものをひたすら噛むしかなかったから。その分唾液が出て口の中がきれいになり歯を溶かす酸を中和されていた、であろうといわれています。

 

その後古代エジプトや古代インドでは、歯ブラシの始まりである木の端を噛んで柔らかくしたもので歯磨きをしていました。

 

一方日本では平安時代から鎌倉時代には爪楊枝を使っていたそうです。

そして江戸時代には「房楊枝(ふさようじ)」というものが使われていました。これは小枝の片方をすいて房状に、もう片方はとがらせて爪楊枝のように、更に持ち手を使って舌ブラシの代わりにしていたといいます。

 

房楊枝を使っている女性の様子が浮世絵にも描かれています。このころすでに歯磨き粉(といっても砂を加工したもの)もあったということです。

 

明治時代になると西洋文化がもたらされ、その中に歯ブラシや歯磨き粉もありました。歯ブラシの柄は動物の骨、ブラシはやはり動物の毛が使われていました。

 

歯磨き粉は輸入され、1888年資生堂から「福原衛生歯磨石鹸」という名で発売されていたそうです。

 

現在のように庶民に歯ブラシが広まったのは大正から昭和の初め。このころ大手メーカーのライオンでは歯ブラシの柄は牛の骨、ブラシ部分には豚の毛を使っていました。

 

いやはや昔の人の知恵ってすごいものですよね。

原始時代に立ち返って超基本の「よく噛む」ことから始めるべきかもしれません。

 

日本生活環境支援協会の資格には健康や美容の他にも、生活全般の資格がたくさんそろっていますよ!