日本生活環境支援協会のブログへようこそ!
ここでは日本生活環境支援協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
よくニュースで見かける「黄砂」。
車が汚れたり洗濯物についたりするといわれていますよね?
この黄砂、どこからどのように降って来るか知っていますか?
【発生する場所】
黄砂が発生する場所は、中国の内陸部やモンゴルのゴビ砂漠、タクラマカン砂漠です。
自然発生的なものもあるのですが、そうでないものもあります。
【黄砂がひどくなった原因】
それは中国の大規模な開発や遊牧民の定住化です。
前者はもともと緑地だった場所を切り開くことで地表がむき出しになりました。
後者は乾燥している地域を畑にしていたのですが、人口が増えるにしたがって食料がたくさん必要になり、次々と役に立たなくなった畑を放置、荒れ地にしていきました。
また定住化が進むことで、家畜によって草木が食べつくされその場所が砂漠化したのです。
【黄砂による健康被害】
黄砂によって健康被害を被る人もいます。
それは黄砂が春に多くなることもあって、多くの人がつらい症状を抱えている花粉症の症状悪化です。
もともとぜんそくを患っている人、アレルギー性鼻炎の人も症状が悪化する原因になります。
またアトピー性皮膚炎の人も、皮膚に黄砂がつくと刺激を受け症状がひどくなることも。
他には疲労感、耳鳴り、頭痛など、人によってさまざまな症状がでます。
【予防策は?】
黄砂の予報がインターネット上やテレビなどで分かるので、事前に調べておきましょう。
環境省のサイトでは大気汚染広域監視システム「そらまめ君」のページで、各地域の状況がわかります。
出かける時は、花粉症用より粒子が細かいインフルエンザyPM2.5用のマスクを着けることが必要です。
黄砂がひどいとわかっている日には、洗濯物を屋外に干さないようにします。
室内では空気清浄機が有効です。
もちろん帰宅時にはうがいや手洗いを忘れないようにしましょう。
日本生活環境支援協会では日常生活のプロに与えられる資格がたくさんそろっています。あなたも挑戦してみませんか?