日本生活環境支援協会のブログへようこそ!
ここでは日本生活環境支援協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
ペットとしてインコを飼っている人は少なくないでしょう。
よく似た鳥でオウムがいますが、この2種類の鳥いったい何が違うんでしょう?
オウムは大きくてインコは小さい?
分類上はオウム目オウム科ならオウム、オウム目インコ科で分けられています。
オウム科は21種類、インコ科は約400種類存在します。
でも実はもっとはっきりわかる違いがあるんです!
1.頭の上の羽があるかないか
頭の上に生えている飾り羽のことを「冠羽(かんう)」といいます。
冠羽が有るのがオウムで、無いのがインコです。
(※ヘイワインコは例外。冠羽があるがインコ科)
2.胆のうがあるかないか
これは見ただけではわかりませんが、大きな違いです。
胆のうは肝臓で作られた消化分泌液(=胆液)を貯めておく袋です。
その胆のうが有るのがオウム、無いのがインコです。
また頸動脈の位置、頭蓋骨、羽毛の作りの違いもあります。
3.羽の色の違い
パッと見でわかりやすいのは、その羽の色の鮮やかさです。
ひとことで言えばオウムは地味、インコはハデです。
オウムの羽は白、灰色、黒などの単色。
インコは赤や青、黄、緑、紫などカラフルです。
4.大きさで見分けるのも間違いではない
おおざっぱに言えば、大きさで見分けるのも決して間違いではありません。
ただオウムで一番大きな種類「オオバタン」は全長約50㎝に対し、
インコで一番大きなのは「スミレコンゴウインコ」で、全長約100㎝にもなるそうです。
例外がいることも忘れずに!
○紛らわしい名前がいっぱい!
意外に多いのがインコなのに「〇〇オウム」
オウムなのに「〇〇インコ」なんて呼ばれる種類がいます。
一番有名なのはオウム科のオカメインコ。
そして同じくオウム科の「モモイロインコ」は顔やお腹はピンク、羽根は灰色です。
一番わかりやすい見分け方は、大きさと冠羽があるかないかでしょう。