果物を育てるには、アサガオのように水やりするだけでは育ちません。十分日の当たる場所で果物の種類に合った水やりや、追肥、剪定、場合によっては人工授粉も必要です。更にベランダという植物にとって特殊な環境では、注意するポイントがいくつかあります。ここではベランダで果物を育てる時の注意点についてご紹介します。
1.元気な苗を選ぶ
ベランダ菜園をする時は、できるだけ元気な苗を選ぶことが重要になります。中には古い苗が販売されていることもあるので、注意が必要です。
苗を選ぶ時には葉や茎がしっかりしている状態のものを選びましょう。また苗の中にはすでに虫がついているものや、葉が食い荒されているもあります。このような苗は葉の中に卵が隠れているものもあるため、避けたほうがいいでしょう。
2.ベランダの環境をチェック
ベランダ栽培ではどのような場所に置くかということも大切です。果樹は日当たりが良く、風通しのいい場所を好むのが一般的ですが、中には直射日光を苦手とする種類も少なくありません。更に果樹の大敵は雨と強風です。雨が当たると元気がなくなったり、病気になって株が枯れることもあります。台風が近づいている時には、すぐに屋内に置ける場所を探すようにします。
3.鳥に対する対策も
ベランダによっては、果物を育てていると鳥がたくさん寄ってくることも考えられます。果物は鳥に狙われやすいので要注意です。鳥を防ぐためには、ネットを活用するなどして対策しましょう。
《ベランダ菜園士資格の口コミ》
ベランダ菜園士は、ベランダ菜園での植物、野菜の基本的な育て方とその知識と技術を習得し、その植物や野菜をしっかり管理できるうえ、それを人に確実にアドバイスできる人に与えられる資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミをご紹介しましょう。
・レンタル農園で野菜を育てるのは、仕事をしているので時間的に無理があり、このベランダでの菜園が趣味にできてよかったと思っています。
・自分で作った安心な野菜を収穫し、新鮮なうちにいただく喜びを感じています。
・子供と楽しめるベランダでの野菜作りは、ただ楽しいだけでなく作物に対する感謝の気持ちなど食育にもぴったりです。