夫婦喧嘩を繰り返し見せられてきた子供たちは、精神的にも身体的にも深刻な影響を受けます。それは相当な時間が経った後、PTSDや摂食障害、抑うつ状態といった症状として現れることもあるのです。そしてよく取り上げられるのが、「アダルトチルドレン」になってしまう人が多いことです。
ここではアダルトチルドレンについてご紹介します。
1.家庭内トラウマを持っている大人
「アダルトチルドレン」とは、親からの虐待や家庭環境に問題がある家庭で育った人のことです。アダルトチルドレンは成人してからも、子供の頃のトラウマの影響からさまざまな問題を起こすことがあります。
その特徴としては自分の判断に自信がない、常に孤独を感じる、他人に依存してしまうといったことが挙げられます。
2.機能不全家族で育った場合に起きる
アダルトチルドレンは「機能不全家族」の中で育った場合に起きるといわれています。機能不全家族とは、虐待やネグレクト、親のアルコール依存やギャンブル中毒などの問題がある家族のことで、子育てや家族のだんらんなど、一般的に家庭の役割とされていることが存在しません。
自分の家庭はそうではない、と思うかもしれませんが、実は夫婦喧嘩の多い家庭も機能不全家族に含まれます。
3.親の喧嘩を目の当たりにすることでトラウマを抱えてしまう
両親の喧嘩は子供に精神的、肉体的に大きなダメージを与えます。夫婦喧嘩が常に起こっていては、子供は家庭でくつろぐことができず、常に緊張を強いられます。その緊張が一種のトラウマになり、将来にわたって大きな悪影響を与え、結果アダルトチルドレンを生み出してしまうのです。
《家族心理カウンセラー資格の口コミ》
家族心理カウンセラーは、家族の抱える個々の家庭での問題について正しい知識をもち、かつアドバイスできる能力を持っていることが証明される資格です。
ここでこの資格を取った人たちの口コミをご紹介しましましょう。
・年々子供たちの家庭環境や保護者対応は複雑化しています。このようないろいろな対応に活かすために取りました。
・離婚する家庭が増えている中で、夫婦や家族のカウンセリングの需要が高まっています。ここで身につけた知識は心理カウンセラーとしてのスキルアップになっています。
・反抗期を迎えた子供とのコミュニケーションの取り方を知りました。