猫がほしいと思ったとき、ただかわいいから、癒してほしいからという気持ちだけでは飼えません。猫は生き物であり、人間の思いどおりに行動してくれるとは限らないのです。また病気やケガをすることもあるかもしれません。
猫を迎える前にもう一度よく考えておきたいことがあります。
1.これから先猫の世話をずっとできるか?
飼い猫の平均寿命は14~16年といわれています。安全な環境が整っていれば20年以上生きられる猫もいます。
そのためそれだけの期間、ちゃんと猫を飼えるかどうかを考える必要があります。
人にはいろいろな転機があります。例えば結婚や転勤。結婚相手が猫アレルギーだったり、転勤先で猫が飼える住まいが見つからないといったことが起きるかもしれません。
またペット禁止の集合住宅で管理会社や近所の人に見つかり、退去を余儀なくされる。その他にも子猫がたくさん生まれて飼えなくなったり、自分自身が病気やケガで入院するといったことが、20年以上の間に起きないとも限りません。
もしこのようなことが起きたらどうするかを、猫を飼う前によく考えておきましょう。
2.猫を室内で飼える環境は整っているか?
昔は猫を放し飼いにすることは珍しくありませんでしたが、現在では安全のため室内飼いするのが一般的です。
もしも賃貸住宅なら、ペットを飼育していいかを確認するのが必須条件です。
また猫は高い場所や暗い場所、静かな場所を好む動物なので、そのような環境が整っているかも事前に確認しましょう。
3.猫をどこから迎えるか?
猫を迎える方法はいくつかあります。
最も一般的なのはペットショップでの購入でしょう。飼いたい猫種が決まっている時に便利な方法です。またブリーダーから購入すれば、飼育環境、親や兄弟姉妹の様子を確かめられます。
そして猫種にこだわりがないなら、動物愛護団体や保護施設から迎えるという方法もあります。それぞれのメリットとデメリットをよく考えた上で、自分に合った方法を選びましょう。
《猫の育て方アドバイザー資格の口コミ》
猫の育て方アドバイザーは、猫を飼う際の費用、猫の選び方、必要な道具、環境づくり、エサの選び方、猫の避妊や去勢など、猫の育て方に関する知識を持っている人に与えられる資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・猫の寿命は約20年であることを考え、飼う前に育てる知識や心構えが必要なので取得しました。
・ペットショップでの仕事に役立っていて、お客様に猫の種別のアドバイスができるようになりました。
・愛猫に長生きしてほしくて、健康管理のために取りました。